別の路線でだけど多くの支持を受けているデノンとマランツだからこそ,ぜひ期待したいね。
ディーアンドエムホールディングス社は,倒産したソニックブルー社のリオ部門とリプレイTV部門を落札したと発表した。ディーアンドエムはこの落札にともない,デジタル開発部門の子会社を新設し,エンターテインメント用デジタル家電市場への開発を行っていく。
結局,当初の売却予定通り(過去記事),ディーアンドエムがリプレイTVを持つことになった。オーディオメーカーがなぜ? と思うわけだが,もしディーアンドエムがリプレイTVの活性化を狙っているのだとしたら,この戦略はすごいとてつもない破格的だ。リプレイTVは,音楽に対するナップスターと同じ役割を,テレビ・映像・動画に対して行える素質を持っているのだから。なぜ他の大手企業が手を出さなかったのかが不思議不思議。
もちろんまともに行ったら危うい道ではある。ナップスターがあのような終わりを迎え,ソニックブルー倒産も同じ要因であったように,既存業界企業からの激しい弾圧が予想される。が,アップルによるユニバーサル・ミュージック買収の噂がこれほどまでに大きく取り上げられたのは,既存の業界企業では生い先がみえていると云う悲観的な見方を,みんなが感じていたからだ。ならば,ディーアンドエムなら,ネットとシンクできないテレビ業界を変えられるかもしれない。期待して見守りたい。
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